ケルトの本 about Celt
2011年 08月 17日
1995年 出版された当時 読んでみたもの・・・
何のことか、理解できなかった・・・・!
それまでの美術用語を理解するのとは、ぜんぜん、違うものだったからです…
そのまま、その本の存在さえ忘れて15年が経って・・・
昨年、発作的 衝動的に 何の予備知識もなく
アイルランドに出かけていって たかだか、一週間だったけれど・・・
帰ってきてから 読んでみると、お~お~
“これ、見たァ、ここ、行ってきた~、コレ知ってる~”
と、手品の種を明かしたように わからなかった“なぞ”が 解けたのでした。
↓最近、こちらの本を見つけました。初版は上の本より前に出されています。
同じ著者によるケルトに関する本で、これが鶴岡真弓さんという人を物語る本でもあります。
ケルト、あの、不可思議な交差する組紐模様・・・
“一つ前のレヴェルで提示された関係を 次なるレヴェルで否定していく というはぐらかし・・・”
その文を読んだときに、お~お~、またもや、自分の中でなぞが解けたような…^^
やはり、帰ってきてから、アイルランドの作家、ジェームズ・ジョイスの“ユリシーズ”を読んだときに
憤りをおぼえるほど、難解な文章の組み立てが・・・あの組紐模様が下地だったとは・・・!!
鶴岡さんの著書にも『ジョイスとケルトの世界』があるらしいので、いつかそれも読んでみたいです。
原始の大きな岩に彫られた渦巻きもように始まり、キリスト教以前は文字を持たない文化圏(民族)
で発達したという不可思議で複雑な組み紐模様のケルト。
実は、ケルトだけのものではなく、オリエントやイスラム圏においても 同じような模様が見られるという。
しかし、その決定的な違いも解き明かされていきます!
わたしが、息をするのも忘れるほど、見入ってしまったところは、
なんと、あの複雑な組紐の模様をほどいた図解です!
一筆描きになっているものがあったり、何段階か組紐の層に分かれて構成されていることを
明かしてくれた鶴岡さんのケルトに対する情熱が ただ、ただ、もったいないくらい・・・
(これは8世紀に出版された最も美しい古書のひとつといわれている ケルズの書の
パンフレットのようなもの。鶴岡さんは 7世紀後半に出版されたというのダロウの書で解説)
こんな、簡単なことしか書けませんでしたが・・・
今年の 私の心に響く ベスト5入り 候補です!
(まだ、3個くらいだけど^^)
暑い暑い夏が続きますね。
私も娘が帰国してきて、やっと少し落ち着きました。
放置していたブログもボチボチ再開です。
またよろしくね(*^o^*)
壊れたPC、中古で復活しました^^
半月くらいは、別に、無くても平気でしたが・・・
わたしも、まずはブログ放棄しました~^^
また、よろしくね♪
横目に@@ さぼっています^^v
ケルト模様は編み物では、アラン模様になってしまいますね~
それ以外では・・・奥が深すぎ、複雑すぎ で
一生かかっても、理解できないかも、でーす^^;